「となりのトトロ」からみる家族愛
ジブリの作品は「家族愛」がテーマになっているものがとても多いのですが、中でも特にそれが強い作品が「となりのトトロ」になります。
もう、かなり前の作品になりますが、この作品の素晴らしさと訴えたいことというのは、何年たっても色あせない。そんな風に感じさせてくれる作品です。
毎年、夏になるとテレビでこの映画をやってくれるんですよね。
2015年はなかったようですが、この映画の素晴らしさを後世の子供たちに伝えるためにも、ぜひ再放送をしてほしいと思います。
入院しているお母さん、お父さんと暮らすサツキとメイ
「となりのトトロ」では、入院しているお母さんにとって環境のいいところを選ぶためか、お父さんとサツキ、メイの三人が引っ越しをしてくることからはじまります。
川にいる魚に感動したり、家が古くてボロボロなのをおもしろがったり、みるものすべてが新鮮でたまらないという二人の興奮が伝わってきます。
家の中で出会ったまっくろくろすけから、物語はどんどん進んでいきます。
「運がいい時だけ会える、森の神様」
お留守番をしているメイが出会った、ふしぎな不思議な森の主。
2人のトトロを追いかけていたら、大きなトトロが出てきてびっくり!なシーンです。
トトロと一緒に寝てしまったメイちゃんは、その後森の中でお昼寝しているところをサツキとお父さんに発見されることになります。
トトロの存在をメイが話しても、信じてもらえないメイちゃん。
そんなメイちゃんに対する、お父さんの説明が素晴らしかった。
「メイが嘘をついたなんて思ってないよ。メイはきっとこの森の主にあったんだね。それはとても運がいいことなんだ」と言って、三人で手を合わせるシーンは本当に素晴らしかった。
「子供の戯言」で片付けるのではなく、ちゃんと子供の意見に耳を傾けて、説明をしてあげるところが素晴らしいお父さんですよね。
「エンディングテーマと一緒に流れる、その後」
エンディングテーマによれば、お母さんはその後無事に退院することができ、娘たちとお風呂に入るなど交流をもち、どうやら下に男の子が生まれたみたいです。
トトロにその後会うことができたのかは解りませんが、あの森の中でまたトトロに再会し、ずっと楽しく遊んでいてほしい、と思ってしまうほどにあのエンディングは秀逸でした。
本当にいいものは月日が経っても色あせない。
そんなほのぼのしたストーリーは、世代を超えていつまでも人気ですし、楽しいですよね。